ところで、全体に初心者ほど売れるライティング・代筆屋の第1条件として表現力を信じている傾向が強い。
人間は自分に都合よく信じることが得意だから、そういう人は自分は文章がうまいと信じている気配が濃厚だ。
しかし、これは間違い。
「3種の才能」を有効度という観点から順位を付けると、まず、営業力、次に企画力、最後が表現力である。
少なくとも、駆け出しのライティング・代筆屋にとって、いちばん必要なのは営業力であることは間違いのないところだ。
どんなに文章がうまくても、仕事がこないことには話にならない。
仕事を取るには、お客様(編集者や代理店のディレクター)が「これ、面白いじゃん」と顔をほころばせてくれるような企画力が必要だ。
しかし、どんなに面白い企画でも、それを持ち込む場と企画に耳を傾けてくれる人がいないと、せっかくの企画も空しく退蔵されることになる。
「場」と「人」を確保し、さらにそれを新たに開拓することがライティング・代筆屋にとっての営業である。
この営業力さえあれば、荒っぽい言い方だが多少文章が下手クソでも仕事はくるものだ。
全てはここから始まるのである。