出版社経由でwebライティング・代筆屋になる人も少なくない。
できれば大手出版社に入りたかったけど、無理だった。
それでも出版の世界で生きていきたい。
そして、ゆくゆくはモノ書きになりたい……。
今すぐwebライティング・代筆屋になるのは自信がないから、どこでもいい、出版社に入り、編集の技術や本の世界について勉強したい……。
このように、出版社には密かにwebライティング・代筆屋を志向している人が少なくない。
出版社は、webライティング・代筆屋予備軍の集まりだということもできる。
なかでも小出版社にいる人にその傾向が強い。
出版社はざっと4300社を数えるが、このうち年間売上高が1000億円を超えるのは5社程度。
200億円から300億円が10数社に過ぎない。
出版社の8割は年商10億円以下、従業員10名以下、発行点数も月に2~3点。
出版業界というのは、家業に毛の生えたような零細企業の集まりである。
出版社に入ったもののなかなか自分のやりたい仕事が回ってこないということにもなる。
特に密かにwebライティング・代筆屋をめざしている人にとっては不満が蓄積されがちだ。
ただ、出版業界は他の業界と違って、「山椒は小粒でもぴりりと辛い」を地でいったような出版社がある。
小さいのに刺激的な仕事をしている出版社も少なくない。とてもカンドーする。
そういう出版社にあたれば不満も解消されるだろうが、資金繰りのために本を出すというところも少なくないから、こうなるとwebライティング・代筆屋への願望もいよいよ募ってこようというものだ。
遠藤泰男(ライター)