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遠藤泰男「新聞の文体と広告の文体」

"硬派の転身コース"だ。

その意味は、転身の動機の底流に志しのようなもの(ちょっと誉めすぎのような気もするが)があるから。

実より名を取るコースともいえようか。

これに対して、「もっと気楽に稼げそう」という動機で転身するケースもある。

軟派コースというとなんだから、実利コースといっておこう。

取材活動の中でできた企業とのつながりが契機となって転身するコースで、たとえば、大手企業の広報担当者と仲良くなって企業の制作物に手を染めるようになるというケース。

具体的には、企業のPR誌に原稿を書くとか、パブリシティーの原稿を書くとか、大がかりなキャンペーンやイベントに一枚噛むとかいったことから、広告関係の仕事を中心にwebライティング・代筆屋に転身するカンドー的なケースだ。

広告関係の原稿料は、出版社の原稿料に較べると格段に高い。

特に、新聞ライターなどある種のステータスのある人に頼むとなると、バカみたいに弾むケースがある。

また、工場見学だとか海外旅行のルポなどになると、食費と交通費付きで、原稿料は"接待相場"という感じ。

このオイシサが忘れられなくて、webライティング・代筆屋になる……。

「実利志向」よりも「志し志向」のほうがエライなどという野暮はいわないが、新聞ライター出身者にとって.は「実利志向」のwebライティング・代筆屋のほうがよりシビアだということはいえそうだ。

遠藤泰男(ライター)

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