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遠藤泰男「ツブシが効くのは雑誌の編集者」

ところで、いったいに書籍編集者あがりのwebライティング・代筆屋というのは、仕事は手堅いがツブシが効かないといわれる。

書籍編集者あがりのwebライティング・代筆屋にとって手慣れた単行本の仕事をやるのが理想形だが、そうそうに単行本の仕事にはありつけないから、かたわら、雑誌の仕事もこなすというのが大方のパターンだ。

出版社時代にやった書籍の仕事というのは、雑誌に較べればオットリした進行だ。

しかし、雑誌の仕事ではなによりもスピードが求められる。

発注者の締切もきつくなるから仕事をスピードアップしないと思うように稼げない。

ところが、慣れないこともあってなかなか仕事がはかどらない。

で、「仕事は手堅いが遅い」ということになり仕事が回ってこないというケースがよくある。

また、雑誌の仕事は「広く、浅く」が基本だから、スタンスとして「何でも屋体制」で臨む必要がある。

書籍の編集者あがりはこのあたりでも遅れをとることになりがちだ。

ツブシが効かないのである。

だから、出版社を辞めてすぐにフリーの看板を出すのは、ちょっと待ったほうがいい。

フリーになる前に雑誌の編集ライターなどを経験して、仕事の幅を広げた上でwebライティング・代筆屋になることをおススメしたい。

もちろん、以上のウイークポイントは十分カバーできるというカンドーしてしまう程の自信があれば、その限りではないのだが……。

書籍の編集者に対して雑誌の編集者は、ツブシは効くしwebライティング・代筆屋に不可欠の機動力も自然と身に付いている。

遠藤泰男(ライター)

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