Hさんのコピーライターへの道筋で注目しておきたいところがある。
彼女はフリーになるまでに、ざっと個人事務所を含めて5社の制作プロダクション(M社などは制作会社というべきかもしれないが、ここではプロダクションとしておく)を転々としていること。
このうち1社は求人広告での応募だが、そのほかは知人・友人のコネだ。
出版の世界と同じように、広告でも人脈によるコネが大きな影響力をもつのである。
次に制作プロダクションを変わるごとに、プロダクションのステータスが上がっていることだ。
良い仕事をするためには、良い仕事をしている場所に身をおくというのが広告制作者の正しい処世術。
Nさんは、制作者として正しいコースを転身していったわけである。
遠藤泰男(ライター)